切通峠~大棚橋(2018-08-18)

西丹沢の奥、甲相県境周辺は中々行けなかったが、今回初めて歩いてみた。行けなかった理由の一つに公共交通の便が悪い事がある。今回は三国峠にある駐車場(5~6台駐車可)に駐車し、往路は今まで行けなかった切通峠、そこから下って大棚沢林道、水の木幹線林道との出合である大棚橋まで、復路は往路の切通峠まで戻り、三国林道へ降りて三国林道経由で戻ってきた。
今回の目的は
 1.現在国土地理院地形図には記載無くなった切通峠から切通沢橋までのルートの確認
 2.切通沢橋付近にある金山第一歩道の入口の調査
 3.三国林道沿いにある三の沢右岸尾根の入口の調査
不勉強であったが今回のコース(切通峠―大棚橋)は東海自然歩道の一部でもあり所々立派な標識が立てられていた。水の木幹線林道は浅瀬から浅瀬橋で大又沢林道、大棚橋で大棚沢林道を分けて明神峠まで続く長い林道であるが、大棚橋以降は東海自然歩道ではないので大棚橋に掛かる標識には行き先を示す案内は無い


画像鉄砲木ノ頭(明神山)から山中湖と富士山

画像三国峠から切通峠への登山道入口は二カ所あり、どちらを取っても最初のピーク鉄砲木ノ頭(明神山)で一緒になる。鉄砲木ノ頭山頂には石で出来た「山中諏訪神社奥宮」が立られていた。山頂から山中湖が一望でき、一休みするには良いところ

画像鉄砲木ノ頭から切通峠の間は一カ所ピークがあるが、それ以外は平坦な道で、両脇が広葉樹林で覆われ眺望は良くない。切通峠へはちょっとしたコブを左から捲き、続く急な下りの先にひょっこり現れる。三国峠から切通峠までゆっくり歩いてほぼ1時間の行程。
切通峠にはここが東海自然歩道である立派な標識があり、標識の下に浅瀬までの間に「林道崩落」による通行止めの案内がぶら下がっていた。この案内一見して相当古く、以前発生した水の木幹線林道の崩壊の事を指しているようだ

画像大棚沢林道への道は一旦、三国峠方向へ戻るように地形図の等高線に沿って緩やかに下り、最後の急な下りはジグザグとなり、切通沢筋に行き着く明瞭で歩きやすい道であった。
切通沢を渡ると大棚沢林道に乗る。沢を渡る手前にはロープで渡る位置を示しているので、それに従えば良い

画像大棚沢林道を暫く行くとカーブミラーが有り、林道は二手に分かれる。後に林班図を見て判ったのであるが、大棚沢林道は二手に分かれるのでは無く、浅瀬側から来ると大棚沢林道は大きく右側に反転している。林班図には沢を渡って乗った林道は大棚沢林道支線とあり、名称を区別している

画像反転箇所には写真のように平成元年度「新大棚沢林道(1)」の記念碑が残っていた。状況から「新大棚沢林道(1)」=大棚沢林道支線と推測している

画像大棚沢林道を進むと最初に架かる橋が日陰沢橋でここは最近見かけることは少なくなった110/111の林班界標(写真)が立っていた。写真中央に白いガードレールが日陰沢橋

画像左側の矢印は記念碑があるところで大棚沢林道が大きく反転している。見難いが赤字で大棚沢林道支線が読み取れる。右側の矢印は林班界標110/111があるところ


画像更に進んで尾根筋を回り込むと次の橋に出合う。この橋は切通沢橋、しかしこの橋が架かる沢はバラシマ沢(茨島沢)、なんかおかしい。切通沢橋を渡り大棚沢林道は右手に続く。左手に伸びる林道はバラシマ林道で通行止めになっている。バラシマ沢は切通沢橋を通りすぐ切通沢と出合、その先は大棚沢と呼名が変わる

画像写真はバラシマ林道入口で通行止めになっている

画像ここで金山第一歩道の入口を探す。林班図から金山第一歩道の入口は切通沢橋を過ぎて直ぐ、大棚沢林道沿いのバラシマ沢左岸の枝沢を当ってみたが、林班図及び西丹沢頂稜河川土地名称図に記されているのみの歩道で、物好きなヤブ屋さんのみ歩いた記録のみで、写真のようにそれらしき痕跡を見たが全く自信は無い

画像大棚沢林道を下ること30分程で大棚橋に着く。大棚沢林道はここまでで、この先は水の木幹線林道と呼名が代わり浅瀬まで続く。又水の木幹線林道は大棚橋を渡り明神峠まで続く。この付近の大棚沢は水量が多くゴーゴーと大きな水音を立てて巨岩の間を水しぶきを上げて流れており、ちょっと下流にある「大棚の滝」の瀑布の見事さの源となっている

画像復路は同じ道を切通峠まで戻り、そこから登山道を逸れて三国林道に降り立った。三国林道は地形図を見れば判るように、標高1080~1100mを保ちながら切通峠と三国峠間の山腹に通された林道で、途中切り出された木材が大量に保管されており林業用の林道と思われる

画像三国林道を三国峠へ向かう途中、林道脇に積まれた木材

画像「丹沢の谷」後藤真一著の中に世附川水系で「土沢三ノ沢」の入渓点へ行く道として三国林道の二ノ沢、三ノ沢中間尾根を下る記述があり、三国林道を歩きながら中間尾根への入口の目印を探してきた。そこは104/105の林班界と重なっており、付近に林班界標が立っておりこれが目印となることが判った。「土沢三ノ沢」の入渓点へ行く方法としては他に浅瀬より延々と3時間程、水の木幹線林道を行っても良い

画像今まで東海自然歩道のコースについては特に意識して無かったが、今回の山行後調べてみた。「東京都の高尾山から繋がる尾根筋で神奈川県コースに引き継がれ、相模湖の東岸を通り道志道に入り、裏丹沢の登山道を経て犬越路峠を越して西丹沢に入り、ここからは大きくは甲相県境の尾根筋に付けられた道と、西丹沢自然教室から浅瀬までのバス通りに付けられた道に分かれ、その二つの道が甲相県境の尾根とにある切通峠と高指山間の鞍部で合流し、山梨側の道に繋がる」と言葉では表すとこうなるがネット上に地図が沢山載っておりそれを参照願いたい。
東海自然歩道と言う意識は無く、真夏の大棚沢林道を歩いたが時節柄、誰とも逢うことも無く、山域を独り占めした気分であった。この山域、林道まで熊の出没は無いと思うが熊避け対策は忘れずに






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