旧版地図(森林軌道)

数少ない丹沢に関する書籍の中で「丹沢今昔:奥野幸道」及び「続丹沢夜話:ハンス・シュトレテ」を図書館で閲覧していたら、かって西丹沢に森林軌道があったとの記述が載っていた。
それによると森林軌道は2線あって1つは地蔵堂~浅瀬(大又沢線)で昭和9年(1934)に開通し昭和41年(1966)までに撤去、もう1つは水の木~浅瀬(水の木線)で昭和13年(1938)に開通しこれも昭和41年(1966)までに撤去されたとあり、主として林業用(木材の運搬)として使用されていたとのこと


画像写真は現在の地蔵平で森林軌道終点の面影は全くない

画像旧版地図に興味があり、たまたま手元にあった1955年発行の「中川」、1960年発行の「御正体山」を見ると確かに「中川」には大又沢に沿って大又沢林用ガソリン軌道(黄色)が記入されている。
この地図は国土地理院発行2万5千分の1の地形図(中川)を使用している

画像「御正体山」には水の木沢に沿って林用ガソリン軌道(黄色)の記載がある。
この地図は国土地理院発行2万5千分の1の地形図(御正体山)を使用している

画像「山北」には水の木森林軌道と大又沢森林軌道が浅瀬で合流し、両軌道の折返し点であった事がわかる。よく見ると浅瀬の位置が現在の位置と異なっていたようだ。
この地図は国土地理院発行2万5千分の1の地形図(山北)を使用している


両軌道共30年程運行していたようである。ただ初めからガソリン軌道車が走っていたわけではなく、初めは馬が軌道上のトロッコを引いていたようである。 
 現在は地藏平へは大又沢林道が、水の木へは水の木林道が軌道跡に敷設されているが一般車の乗入は禁止となっている



これらの旧版地図「中川」「御正体山」「山北」に載っている西丹沢には最新版には無い様々な情報があり興味をそそられる。
国土地理院から発行されている地形図は最新版以外は旧版地図となり、年代別に旧版地図を比較しながら見るのも面白いものである。
 先に挙げた1955年発行の「中川」、1960年発行の「御正体山」は旧版地図で発行元は「地理調査所」となっていた。地理院のホームページから1888年(明治21)~1945年(昭和20)の発行元は陸地測量部、1945年(昭和20)~1960年(昭和35)の発行元は地理調査所、1960年(昭和35)~現在の発行元は国土地理院とのことである





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